【田畑校長の講演会(不登校対策)】

2021年3月1日

こんにちは。新越谷校の松下です。
今日は、2/28に越谷中央市民会館で開催されました家庭教育学級(不登校対策)
についてお話させて頂きます。

講師は、越谷市立新方小学校の田畑校長先生。その前は越ケ谷小、
東越谷小でも校長先生をされていらっしゃいました。
「教育漫才」に取り組まれ、日本全国で子どもの自殺・いじめ・不登校をなくす活動をされており、
教育界でとても有名な先生です。
越谷養護学校(現:特別支援学校)に5年間勤務されていたご経験もあり、
支援級の子どもたちを中心に笑顔あふれる学校運営をなさっています。
昨年度、越ケ谷小に支援学級を開設し「スマイル」と名付けたのも田畑校長です。

支援学級を「作れない理由」より、「必要としている子どもたちの方が優先順位が上だから
」と力強くおっしゃる校長先生の言葉からも、支援教育を大切に想って下さっている気持ちが伝わります。

さて、2時間の講演の中から、私が皆さんにお伝えしたいと思った言葉を書かせて頂きますね。
(たくさんお伝えしたいので、箇条書きにさせて頂きます。)

・子ども時代は、人生の根っこを育てる。これに尽きる。

・子どもを丸ごと愛すると、子どもの中に愛されているという気持ちがたまっていく。

・たくさん可愛がって、エネルギーを注入してあげる。
(『子どもの良いところを1日に3つ褒める』と意識すると、意外と褒めていないことに気が付く)

・いじめ対策・・・「相談する力」「気付く力」が大切。
子どもの様子が少しでもおかしかったらすぐ学校へ。先生と仲良くなることも大切。

・叱る時は、人間性ではなく、その行為のみを叱る。

・学校の主人公は子ども。主人公が学校に行けないというのなら、行けるよう学校が変わる。
(本人を変えさせるのではなく、学校が変わる。)

・言葉掛け・・・×「もっと早く来い!」→ 〇「よく来たな。頑張ったな。」

・不登校対策は午前中が勝負(生活リズムが整うと復活できる)

・子どもの前で学校の悪口を言わない。(子どもが学校を『敵地』だと思ってしまう)

・承認と愛情・・・「よく来たね」「大丈夫」「ありがとう」「うれしい」「よかったぁ」という言葉掛け。

・自己決定を尊重して、寛容に対応できるか。(自己決定をさせることは、とても大切)

・生活リズムが一番狂うのはゲーム。(ゲームの間、現実逃避できるから)

さて、この中で直ぐに実行してみたいと思ったことは、『子どもの良いところを1日に3つ褒める』です。
褒めることは何でも良いそうです。
「歩く姿勢がいいね」「笑顔がいいね」「髪型がいいね」・・・など。

わくわくクラブでも、いつも子どもたちのいいところを見つけてたくさん褒めています!
頑張って何かが出来たときはもちろんですが、「お友達への優しい声掛け」「ゴミを拾ってくれた」
「片づけられた」などの良い行動についても、必ず口に出して褒めています。
また、身に着けているものに対しても、「これ、すごくいいね。」「似合ってるね。」
と話しかけることで会話も広がります。口に出して伝えることが大切なのだと思います。

実は、私の子どもが小学校時代、田畑校長に4年間お世話になりました。
苦しかった登校渋りを乗り越えて、今があります。田畑校長始め、たくさんの学校の先生方に助けて頂きました。
今でも田畑校長とは交流を続けています。
来年度は、ぜひ、この田畑校長をわくわくカフェにお招きしたいと考えております♬

最後に・・・
★2/27に田畑校長がNHK(Eテレ)『SWITCHインタビュー』に出演されました。
3/6午前0:00~(金曜深夜)に再放送もあるので、宜しければぜひご覧下さい。
また、校長先生の著書「教育漫才で子どもたちが変わる~笑う学校には福来る~」の中には
、人生の根っこ作りに必要な大切なことが書かれています。
ご興味がおありの方はわくわくクラブで本をお貸しすることができますのでおっしゃって下さいね!

それから、3/1に田畑校長の2冊目の著書が発売されました。
『クラスが笑いに包まれる 小学校 教育漫才テクニック30』東洋館出版社 です。こちらもお勧めです。