感覚統合について
わくわくクラブでは、子どものさまざまな状況、状態に応じて感覚統合を取り入れた指導を行っております。
発達に課題がある子ども達は、脳での認知にバラつきがあったり、現実の状況と異なる認知をしてしまったり、また認知の通りに行動出来なかったりというような様々な問題が生じます。
その認知のバラつきを整合し、そしてその認知に沿った行動を取れるようにしていくのがわくわくクラブの感覚統合なんです。
例えば、段差につまづいて転びやすい子どもがいたとします。
そもそもの問題として、その子は段差があるという事実に気が付いていたのかというところからわくわくクラブはスタートします。
そこは、感覚統合というよりはビジョントレーニングで視野を広げます。
その上、その段はどの位の高さで、足をどの位上げれば良いのかをトレーニングさせていくのです。
また、発達に課題のある子ども達は、概して抽象的な概念の理解が苦手だったりします。
よくあるのが、
・適当なところ
・ちょうど良い温度
・適量
などというようにはっきりと、具体的な数量(例えば5分とか20gとか…)が提示されていないとよく分からずイライラしてしますのです。
わくわくクラブで実践している感覚統合は、上記のような抽象的な概念に関しても改善を施していきます。
実際問題、抽象的な概念は個人個人によってまちまちの考え方なんですが、世間的に「だいたいこの位」というようなものを存在しています。
まずは、その「この位」というものを感覚的に身に付けさせていくのです。